STRX-2022ボードは、多用途かつ幅広く配備することができるMD8000ラインモジュールで、SMPTE-2022信号と互換性を持つ汎用の4ポートビデオ受信カードです。SMPTE-2022仕様はIP伝送ネットワークを介した転送に際し、映像信号をカプセル化するための標準化方法を規定します。STTX-J2K-2022などの映像圧縮用カードと対とすることで、ネットワーク上の帯域を明確に低減しながら高品質映像を伝送したり、伝送コストを削減あるいは伝送チャネル数を増やすことなどに貢献します。
本モジュールは以下のSMPTE2022互換エンコーダ(送信元)カードと接続することが可能です。
- MD8000-JPEG-2022
- MD8000-UVTX-2022
- MD8000-STTX-J2K-2022
- MD8000-VIF-2022
- MD8000-VTX-4S-2022
本ラインモジュールで終端する4つまでのイーサネットストリームは、MD8000ネットワーク内の任意の場所から送出することができます。受信されるすべてのイーサネットパケットは、スイッチコントローラ(SW-CNT)を介して本モジュールに転送されます。DVB-ASI信号はMPEG2TSパケットから再構築されます。ASIラッパー内のヌルパケットが元のDVB-ASI入力信号に一致する宛先に再挿入されます。MD8000 STRX 2022モジュールは、各DVB-ASIストリームのリアルタイムでの解析やTR101-ETR290パフォーマンス監視機能を提供します。
MD8000 STRX-J2K-2022モジュールは堅牢な伝送を実現するために、復元性の高い前方エラー訂正(FEC)や無瞬断切替えが可能です。複数の出力フォーマットを同時にサポートすることができます。
以下の非圧縮信号タイプを出力することができます。
- DVB-ASI
- SD-SDI
- SDTI
- HD-SDI
- HD-SDTI
- 3G-SDI
- 3D dual-link