導入事例

メディアリンクスは、NBC Olympicsに、既存STM-16/OC-48専用ネットワークを経由した損失のない映像配信と無瞬断切替えを実現するJPEG2000送受信モジュールを備えたMD8000メディ伝送ソリューションのフルシステムを提供しました。このソリューションにより、NBC Olympicsとそのネットワークプロバイダは、従来の映像配信サービスに代わる、高い費用対効果を得ることができました。

メディアリンクスのIP伝送ソリューションは、リアルタイムのビデオ、オーディオおよびデータコンテンツを、米国と接続された会場間を、稼働率100％で伝送しました。ネットワークで瞬断が発生した場合でも、メディアリンクスで実績のある無瞬断切替え技術は、パケットロスを防ぎ、全オリンピックイベントですべてのライブ映像配信を保証しました。

他のオリンピックイベントでのサポート状況
• ロンドン大会2012
• バンクーバー大会2010
• 北京2008
• トリノ大会2006
• アテネ大会2004

メディアリンクスは、オーストラリアの最大手電気通信・情報サービス会社Telstraの次世代放送デジタルネットワークの構築に参加しました。当社の現地法人Media Links AUは、DVN2の構築および拡張に向け、Telstraのメインコントラクターとして活動し、優れたネットワーク管理ソフトウェア、IPネットワークを介したメディア伝送ソリューション、MD8000インストールサービス、運用サポート、さらに定期（年間）システム保守を行っています。

このプロジェクトは既存のデジタルビデオネットワークを置き換え、オーストラリア全土の数百もの地点をカバーしています。

メディアリンクスのIPネットワークを介したメディア伝送技術は、高品質伝送技術プラットフォームとして2014年開催のワールドカップ・ブラジル大会に採用されました。トータル24,400分、約406時間に渡るテレビ中継が、厳しい通信品質下で行われました。メディアリンクス・ソリューションは、全テレビ信号を100%稼働時間とパケットロス・ゼロという形で実現しました。この素晴らしい業務は、当社の先進的な技術、経験豊富なサポートチームと顧客技術チーム、さらにシステムインテグレータとして長年にわたる当社のパートナーであるVIDI社など、関係者すべての協力の結果です。

メディアリンクスのIPネットワークを介したメディア伝送ソリューションは、2014年開催のアジア大会においてライブ放送とコンテンツ伝送の推進のため、仁川地区の17の会場に設置・展開されました。MD8000シリーズは、通信事業者の長距離、波長多重伝送リンクに直接IPネットワークを接続する必要性に対応し、大幅なコスト削減を実現しました。

MD8000ソリューションは、6つのスタジアムで52試合において250時間以上のライブ伝送を支援しました。一瞬の信号障害もなく100%のサービス品質を提供しました。本大会は、メディアリンクスのEMEAパートナーであるVIDIによって管理されました。

すべての素材伝送のためにメディアリンクスソリューションが採用され、当社サポートパートナーであるVIDIのシステム設計、設置・サポートにより高品質・高信頼の伝送に寄与しました。MD8000は、光ファイバー回線上でのデータ損失問題や、伝送遅延時間、多くの圧縮映像方式が混在するライブ中継などに対応し、オペレータの複雑な作業を可能とするため、このようなアプリケーションに最適です。

2011年以降、メディアリンクスは、オーストラリアンフットボール(オーストラリアン・ルールズ・フットボール)試合のリアルタイム映像IP伝送だけでなくHD放送のサポートをも提供しています。

光ファイバーベースの映像素材伝送ネットワークにより、複数の配信事業者は、豪州の様々なスタジアムから送られる信号を、優れたNMSスイッチングを通して動的にアクセスすることができます。

帯域を効率的に利用できるビジュアリロスレス(見た目には圧縮しているかどうか判らない程度)JPEG2000圧縮が用いられます。

冗長化システムおよび無瞬断切替えにより、ゲーム中に供給されるすべてのHD映像とデータサービスについて100％のサービス品質（QoS）を保証しています。

コモンウェルスゲームズは、制作および配信のすべてをIPネットワークを介して伝送する、主要なライブ中継イベントです。メディアリンクスの欧州パートナーであるVIDIはこの大会にむけて機材の設置や運営をサポートしました。

大手ネットワークプロバイダは、2010年にMD8000製品を使用して、高度な光ファイバメッシュネットワークを経由した次世代映像伝送を開始しました。さらに2013年には、「The Big Game」 XLVIIのため非圧縮HD-SDI伝送を、二重化した無瞬断切替えを提供しました。

2010年、当社は、「The Big Game」 XLIVに業界で初めて高度な自動修復型SONETメッシュネットワーク向けのJPEG2000圧縮伝送を提供しました。信号は、マイアミのSun Life StadiumからOC-12に接続され長距離ネットワーク経由してニューヨークにあるCBSスタジオに直接中継されました。同じくMD8000のJPEG2000で圧縮されたHD-SDI信号は、ロサンゼルスにあるCBS災害復旧施設にも伝送されました。HD-SDIの信号品質とネットワーク遅延はネットワークプロバイダの長距離映像ネットワークを経由するハイプロファイル映像伝送を最大の効率と信頼性を提供しました。

メディアリンクスとLEVEL3社は2009年のNFLシーズンにおいてInvesco FieldとニューヨークのCBS間をIPネットワーク非圧縮双方向HD-SDIビデオ―サービスによってはじめてライブ中継しました。

メディアリンクス映像伝送ソリューションは、主な米国都市間を結ぶ、非圧縮HD/SD/DVB-ASIビデオのVerizon従量課金方式の伝送に採用されていります。当社ソリューションは、2009年の大統領就任式やハイプロファイル映像伝送が要求されるスポーツイベントに利用されています。

Turnerはニューヨーク、アトランタおよびワシントンDCを結ぶ専用のOC-192ビデオ・データ伝送ネットワークに、HD-SDI信号をSONET基幹網に接続できるメディアリンクス圧縮技術を採用しました。すべてのCNNのライブHD映像は当社のMPEG-2圧縮によって伝送されます。また当社は、Turnerの放送設備内にも高品質HD-SDIアップ・ダウンコンバータ製品を提供しました。

メディアリンクスは、既存の基幹映像伝送からフルHD-SDIをサポートする最高品質のビデオ配信ネットワークに更新する契約を結びました。MD8000は、現在の40Gbpsリングネットワークを保護し、将来的には1地点当たり200Gbpsまでの映像およびデータ転送に対する無瞬断切替えをサポートします。このネットワークは、すでに2009年から稼働しており、メキシコシティで開催されたサッカー大会では、世界初の３D放送をサポートしました。2011年、Televisaでは、映像配信ネットワークの拡大のため、さらにMD8000EXを既存機材に追加しました。

2010年、TV AztecaはIusacellとともにMD8000ビデオ・データ伝送プラットフォームを用いてMexican Idolの最終回を放送しました。本システムは、ギガビット・イーサネット・インタフェースとIusacellのMPLSネットワークを介したDVB-ASI伝送で構成されました。

TV Aztecaは圧縮HD-SDIとDVB-ASIをいくつかの主要伝送設備に配信するために、当社都市接続ファイバー伝送ソリューションを導入しました。当社ソリューションでは、ビデオフォーマットを自動的に検出しHD-SDI, SD-SDI, DVB-ASIの各信号を適切に処理します。TV Aztecaは、非圧縮映像のライブ伝送をメインの制作設備にシームレスの統合することによって、既存のHD素材伝送インフラを活用することができました。

ネットワークは2006年から稼働しており、当社製品は信号を中断したり機材が故障することなく、完璧な動作を継続しています。TV Aztecaでは将来の放送設備のHD拡張を見据えてネットワークの多くをMD8000に更新しました。

メディアリンクスは、フジテレビジョンとの契約に基づき放送局が利用する様々な種類のビデオ、オーディオ、データを一括処理する統合スイッチングプラットフォームMD-Maxを開発しました。回線センター向けに設計されたMDMaxは、3.2Tbpsのパーフェクトノンブロッキングレイヤ2スイッチで構成され、160ポートの10Gbpsイーサネットによって合計800チャネルの非圧縮HDビデオ信号(1.485Gbps)の同時切替をサポートします。

MDMaxは、ライブビデオ、スタジオビデオからテープやサーバー、テープ・サーバーから放送さらにビデオファイルの転送など各種ワークフローを単一基幹システムで実現します。分配要求の変更に伴い、基幹システムは、新しい割当てに合せて瞬時に再構成することができます。各信号は、必要な帯域のみ占有し、また異なるタイプの複数信号を局内や外部広域ネットワークに転送することができます。

MDMax基幹スイッチは、パーフェクトノンブロッキングスイッチ技術(PNT)を採用し、すべての入力からマルチキャストとの併用を含むすべての宛先に確実にルーティングします。MDMaxを通過するそれぞれの信号は、まず世界標準互換のメディアおよびデータ信号に変換されます。

MDMaxの導入と同時に、フジテレビジョンでは低速な信号を10GbEに集約する100台以上のMD11000とMD8000を導入し、MDMaxがきめの細かいスイッチングを実行できるようにしました。

2008年、メディアリンクスは、デンマークの主要なスポーツ会場、放送局、金融・政府機関など各所をつなぐSDおよび圧縮HD伝送ネットワーク機材を提供しました。ネットワークはIPバックボーンをサポートするFoundryのレイヤ2/3スイッチと100台以上の当社MPEG-2コーデックで構成されます。またサービスプロバイダ向けの集中管理型ソフトウェアを、クライアント向けにはWebベースの個別予約・監視できるソフトウェアを開発しました。この管理システムでは、メディアリンクス製品のリモート設定、ネットワーク内機器のスケジューリング、予約競合を回避するための「Look-ahead」（先読み）機能、およびGlobal Connect課金・請求システムインタフェースを提供しました。

2009年、メディアリンクスは独Vodafoneとの契約に基づき、ドイツ公共放送局（ARD、2003年より運営）既存広域ビデオネットワークを置き換えました。ノンリニアテレビ制作、ビデオファイル転送のためのIT分野での高速データ転送、そしてHD-TVの導入は、テレビ・ラジオのためのリアルタイムトランスペアレント伝送は新規ネットワークの実施を満たす理由となりました。

Hybnet-Neuは、EDMファイバーネットワークに基づくドイツ全土の１６のARDサイトをフランクフルト・マインを中心地（The Star Point）を結びます。HD-SDI, SD-SDI, STM-1, GbE, AES-オーディオ、E1その他伝送のすべての帯域を満足します。2つのリングで構成し完全に冗長化されたネットワークは、VodafoneのPOP近くにAlcatel 7750がビデオアダプテーション機器としてMD8000を備えています。

さらに本ネットワークは、DVB-ASI,AES/EBUオーディオE1,STM-1、ファーストイーサネットやギガビットイーサネットにもっ対応し、これらは10Gbpsイーサネットによるトランクインタフェースを介して伝送されます。このネットワークインフラは、ドイツ17のサイトを接続するVodafoneWDM冗長ネットワークに基づきAlcatel-Lucnet7750ルータがコアロケーションに採用されています。