株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 菅原 司 東証スタンダード 6659 以下メディア リンクス)は、米国において、2024年7月26日から8月11日にフランス、パリで開催される2024年パリオリンピック・パラリンピック競技大会にIPメディアプラットフォームXscend®を納入したことを発表いたします。

今年30周年を迎える当社は、過去のオリンピックにおいても放送局や通信事業者にテクノロジーを提供してきた長い歴史があります。IP伝送による効率化と低コスト化により、放送局はイベント開催中に高い柔軟性と信頼性を持って放送メディアコンテンツ (ビデオ、オーディオ、データ) の制作と配信を実現します。当社のMedia over IPの技術は、放送メディアの伝送インフラストラクチャで重要な役割を果たし、大量の放送メディアデータをパリから大西洋を超え米国の放送局に伝送します。

当社Xscend®の米国における最初のお客様は、Xscend®を使用し100本 を超える 1080i・1080Pハイビジョン画質の映像メディアデータをパリのオリンピック競技大会国際放送センター (IBC) から米国に拠点を置く放送局に伝送します。この伝送後に番組が制作され最終的に一般の視聴者へと配信されます。Xscend®によるJPEG-XS 圧縮は、伝送遅延を最小としながらも映像品質を確保し伝送コストの低減に貢献します。

また、Xscend®による無瞬断切り替え機能は、複数の100Gbpsの海底光ケーブルによる伝送において、伝送エラーが発生した場合においても完全な伝送冗長を実現します。

ProMD-EMSソフトウェアにより、フランスから米国までの放送メディア伝送サービスの運用を制御・監視します。

当社のChief Marketing OfficerのJohn Daleは以下のようにコメントしています。

「当社のソリューションは、これまでも品質と信頼性によりオリンピックなど全世界の注目を集めるイベントで繰り返し使用されてきました。全世界の視聴者は安定した番組の視聴を期待しており、当社のお客様はネットワーク上で絶対的なサービス品質を提供する当社を信頼して頂いております。また、当社のサポートチームも各国のお客様と共にイベントの運用のサポートをして参りました。今後も引き続き、当社のソリューションを採用頂けるよう尽力いたします。」

 

 

メディアリンクスについて
メディアリンクスは、世界中の放送局や通信事業者に、4K UHD/HD/SD SDIビデオ、SMPTE ST2110、オーディオ、高帯域幅データなど様々なタイプのメディアをIPによって伝送する最先端技術を駆使した製品とソリューションを提供しています。メディアリンクスの製品は、オリンピック、サッカーワールドカップなどの世界中のスポーツやエンターテイメントイベントの放送でも活躍しています。2014年には、JPEG2000(J2K)相互運用の標準化と製品化の貢献により、テクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しており、IP伝送技術の普及に貢献しています。

東証スタンダード証券コード:6659

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