汎用性が高い構造により、IPネットワークからクラウド接続までの広い範囲のメディア伝送の進化に対応

株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 菅原 司 東証スタンダード6659 以下メディアリンクス)はIBC2023で新製品Xscend® (日本名 エクスセンド)IPメディアプラットフォームを展示します。(ブース番号:ホール1, A59)

Xscend®は映像伝送の送受信拠点向けに設計され、ソフトウェアによる容易な再構成・機能切替を実現した、汎用性の高いIPメディアゲートウェイ(ビデオ、オーディオのIP伝送装置)です。最大200Gbps(100Gbpsイーサネット×2)のネットワークインターフェースを2つ備え、4K UHDビデオや25Gbpsのイーサネットデータの伝送に加えて、一台で最大128本のHDビデオの伝送を可能とし世界最高のサービス収容率を実現しています。
Xscend®はハードウェアの共通モジュール化・ソフトウェアによるライセンスベースの再構成が可能であることを大きな特徴としており、スポーツ中継などにおける伝送コンテンツの急な追加など、変化・進化し続ける現場のニーズに柔軟に対応することで、さまざまなユースケースに対応することができます。
また、コンパクトでコスト効率に優れ、省電力稼働が可能で、IPネットワークで拡大するビデオ伝送の需要に適応する拡張の容易性を備えています。
標準化対応としては、ST 2022-2/6・ST 2110-20/22/30/40・JPEG2000・JPEG-XS・VSF TR-01/07/08などの既存規格に対応しており、他システムとの相互互換性を確保しています。また、高い柔軟性・拡張性の利点を活かし、将来的な新規格にも対応する予定です。

Media Links Incの社長であるAl Nuñezは次の様にコメントしています。
「Xscendの革新的なデザインは、前例のない柔軟なワークフローの構築を可能にし、2RUのコンパクトサイズながら省電力稼働で多くの機能を提供します。高いサービス収容率、幅広いネットワークインターフェース・メディアフォーマット、直感的にわかりやすい編成構造の特徴を備えたXscendは、Media over IPの分野において、他の機器とは一線を画しています。Xscendの独自性は、絶えず変化する業界の発展に対応できる密度と自由度にあります。モジュール化されたハードウェア、アップグレード可能な機能、ソフトウェアやライセンス管理による再構成の容易さにより、新規の構築はもとより、既存のIP-to-IPワークフローを含む多くのユースケースに対応することができます。特に、ライブプロダクション品質が求められるメディア伝送や、ミッションクリティカルな高価値コンテンツのメディアの配信に適しています。」

IBCでは、Xscend®のもつネットワークやビデオ圧縮の対応規格に加え、クラウドネットワークへ適用する将来の対応規格も案内する中で、柔軟なワークフローの構築、処理能力、広帯域ネットワーク利用のイメージをユーザーに紹介します。さらに、欧州でも利用されている、GPSの設置を最小限に抑えてコストメリットを提供するPTP IPベースのSFNソリューションを紹介します。

 

Xscend
Xscend Media over IP プラットフォーム

 

 

 

【株式会社メディアリンクスについて】
メディアリンクスは、世界中の放送局や通信事業者に、4K UHD/HD/SD SDIビデオ、SMPTE ST2110、オーディオ、高帯域幅データなど様々なタイプのメディアをIPによって伝送する最先端技術を駆使した製品とソリューションを提供しています。メディアリンクスの製品は、オリンピック、サッカーワールドカップなどの世界中のスポーツやエンターテイメントイベントの放送でも活躍しています。2014年には、JPEG2000(J2K)相互運用の標準化と製品化の貢献により、テクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しており、IP伝送技術の普及に貢献しています。

詳細情報:https://www.medialinks.co.jp/

東証スタンダード証券コード:6659

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