株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 菅原 司 東証ジャスダック6659  以下メディアリンクス)は、2020年07月01日から2ヶ月間開催される「ケーブル技術ショー2020 オンライン展示会」に出展します。(https://www.catv-f.com/index.html

今回のケーブル技術ショー2020では、リモートプロダクション、4K伝送、CATV市場向けIP伝送、100Gbps イーサネット対応、と用途に応じた最新のIP映像伝送ソリューションを中心にご紹介します。リモートプロダクション、4K伝送に関しては、実機によるデモンストレーションが動画でご視聴可能です。他社製品と組み合わせたリモートプロダクションソリューションでは、実際の稼働を想定しており、設備投資への意識を喚起しやすいご紹介内容となっています。みなさまのご来場をお待ちしております。

1.リモートプロダクションソリューション

リモートプロダクションでは、映像信号だけでなく制御系にも高い信頼性を要求されます。メディアリンクスのMDP3020、MD8000 IPメディアゲートウェイを用いたリモ-トプロダクションネットワークでは、制御用のイーサネット接続、タリー、インターコムの信号も、メディアリンクスの独自技術であるデータ無瞬断切替機能により、冗長化し伝送する事ができます。SMPTE2022-6準拠の非圧縮映像信号(3G/HD/SD-SDI、DVB-ASI)のIP伝送に加え、スポーツ映像伝送の実質的な世界標準となっているVSF TR01準拠のJPEG2000圧縮を用いた低遅延、高画質のIP伝送を行う事もできます。

2.4K UHD伝送ソリューション

(1)MD8000 JPEG2000伝送

メディアリンクスの映像伝送装置MD8000は、QUAD SDIの4K信号を1.4Gbps~400MbpsのビットレートにJPEG2000圧縮し、超低遅延で最大20チャネルまで伝送する事ができます。このテクノロジーは世界的なサッカーイベント、冬季イベントで用いられており、大規模スポーツ中継においては世界で最も実績あるソリューションです。

(2)MDP3040 TICO伝送

コンパクトサイズ(1Uハーフ)のIPメディアゲートウェイMDP3040は2チャネルの12G-SDI 4K信号をTICO圧縮(1/4圧縮)し、SMPTE2022-6準拠のIPパケットに乗せて伝送する事により、伝送帯域の削減と超低遅延、ビジュアリーロスレスの伝送を実現する事ができます。回線側については冗長構成を取ることができSMPTE2022-7準拠の無瞬断切替をサポートしています。

(3)MD003 TICO伝送

国内で多く採用され実績のあるCWDM映像伝送装置MD003は、QUAD SDIの4K信号をTICO圧縮(1/4圧縮)し、超低遅延で最大8チャネル(8波)まで伝送する事ができます。この機能は従来のMD003のカードと同一筐体内で共存可能で、最大で4K信号8チャネルとHD-SDI信号8チャネルを一つの筐体で伝送する事ができます。

3.CATV向けIP伝送ソリューション

MD8000を利用して、CATV局の運用に必要なOFDM、64QAM、BS-IF等の放送信号をIPパケット化して伝送することができ、地デジ信号の再送信、共同ヘッドエンドを利用したセントラルキャスティング、サイトダイバーシティなどの多様なニーズへの対応を可能とします。

4.100Gbps イーサネット対応ソリューション (MD8000 100G)

MD8000 100Gは、MD8000を100GbE(100Gbpsイーサネット対応)とするためのソリューションで、100GbEインターフェスを搭載したSWCNTボード(SWCNT9-100G)と専用フロントパネル、ワイヤリングセットから成ります。このソリューションを使う事によりMD8000を直接100GbEに接続できます。