株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 ジョン・デイル 東証ジャスダック6659 以下メディアリンクス)は、2018年11月14日から16日に幕張メッセで開催される「InterBEE 2018(第54回)2018年国際放送機器展」に出展します。(ホール3 /3309)

今回のInterBEEでは、IPビデオルータシステム(IP-VR)、4K UHD伝送ソリューション、リモートプロダクションなど、最新のIP映像伝送ソリューションを中心にご紹介します。みなさまのご来場をお待ちしております。

1.IPビデオルータシステム(IP-VR)
2009年に最初のシステムをリリースして以来、複数のお客様で導入していただいているIP-VRについて、100Gbpsのサポートと完全なノンブロッキングの保証を提供する新しいIPビデオルータML-32CとML-48X6Cが近日中にデビューを予定しています。ML-32Cは100GbE 32ポートを持ち、ML-48X6Cは10GbE 48ポートとアップリンクとしての100GbE 6ポートを備えています。この新しいビデオルータを用いるIPビデオルータシステムは、従来の極めて高速な映像切り替え機能を継承しつつ、HD-SDI換算で1920×1920のビデオスイッチングを実現する事ができます。

2.4K UHD伝送ソリューション
(a)MDP3040 TICO伝送
新製品MDP3040は2チャネルの4K信号をTICO圧縮し、SMPTE2022-6準拠のパケットに乗せて伝送する事ができます。回線側については冗長構成を取ることができSMPTE2022-7準拠の無瞬断切替をサポートしています。TICOによる1/4圧縮で伝送帯域の削減と超低遅延、ビジュアリーロスレスの伝送を実現しています。
(b)MD003 TICO伝送
メディアリンクスのCWDM映像伝送装置MD003は、新しいメニューとしてTICO圧縮を用いた4K伝送をサポートします。従来から実績のあるMD003の伝送方式をTICOで1/4圧縮した3Gbpsのストリームを伝送するために改良し、機能向上を行いました。1台のMD003で最大8波までの4K UHD映像信号の伝送を行うことができます。
(c)MD8000 JPEG2000伝送
メディアリンクスの映像伝送装置MD8000は、QUAD SDIの4K信号を1.4Gbps~400MbpsのビットレートにJPEG2000圧縮し、超低遅延で最大20チャネルまで伝送する事ができます。このテクノロジーは世界的なサッカーイベント、冬季イベントで用いられており、大規模スポーツ中継においては世界で最も実績あるソリューションです。

3.リモートプロダクション
メディアリンクスのMDP3020、MD8000 IPメディアゲートウェイを用いたリモ-トプロダクションネットワークでは、制御信号、インターコムの信号も、メディアリンクスの独自技術であるデータ無瞬断により、冗長化し伝送する事ができます。SMPTE2022-7準拠の映像信号(3G/HD/SD-SDI、DVB-ASI)の他にスポーツ

映像伝送の実質的な世界標準となっているVSF TR01準拠の低遅延、高画質の伝送を行う事もできます。

さらに、伝送路としてメディアリンクスの提案しているSDN制御のIPネットワーク、メディア・スイッチング・ネットワークを用いて伝送し、優れたGUIをサポートするSDNコントローラ ProMD-EMSで制御を行う事により、編集センター側から任意のカメラ・競技場の映像を選択する事が可能です。