株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 ジョン・デイル 以下メディアリンクス)は、2018年9月14日から 18日にオランダ アムステルダムで開催される欧州最大の放送・映像の展示会「IBC2018」に出展します。(Stand: 1.C31 https://show.ibc.org/)
今回のIBC2018では、IP伝送ソリューションのパイオニアとしてネットワークのエッジ装置として優れたビデオ、オーディオ、データ品質の送受信を行うための新しいソリューションをご紹介します。
展示内容
今回のIBCでは、MDPシリーズの新製品、新機能とIP伝送のケーススタディをメインに展示を行います。
MDPシリーズは、コンパクトでポータブルながら高機能、低価格の使いやすいプラットホームで、IPネットワークを介したリアルタイムの映像伝送により、様々なニーズにお応えします。
1.新製品MDP3040 “IPメディア伝送装置MDP3040デビュー”
新製品MDP3040は、2チャンネルの4K/UHD用のTICO軽量圧縮エンコーダ/デコーダで 、様々な構成に対応することができます。
IPネットワークで用いる場合には、エンコーダは2つの12G-SDI入力をTICOエンコードしIP化したIPストリームを2つの10GbEネットワーク経由で送信します。デコーダは、2つのIPストリームを受信し、TICOデコードし、2つの12G-SDIを出力することができます。IPストリームはSMPTE 2022に準拠しています。
従来のSDIインフラストラクチャ上で4K/UHD信号を配信する場合には、MDP3040はスタンドアロンTICOエンコーダ、TICOデコーダとして使うことができます。エンコーダは2チャンネルの12G-SDI入力をTICOエンコードし、2チャンネルの3G-SDI上にTICOストリームを出力します。デコーダは2チャンネルの3G-SDI入力からのTICOストリームをエンコーダし2チャンネルの12G-SDIを出力します。
また、IPネットワークで用いる場合には、2つの10GbEネットワーク上でのヒットレススイッチングをサポートしており、最高レベルの冗長性を実現可能です。
さらに、4KでのFS、エンコーダ上のIDジェネレータおよびHDMIモニタ出力をサポートしています。このようにMDP3040は高性能と高機能を両立しているので、遠隔への伝送だけでなく、スタジオ内での各種アプリケーションにも使用できます。
2.MDP3020 新機能追加
新たに追加されたMDP3020の新機能には、3G/HD/SD非圧縮伝送およびJ2K圧縮での伝送、2チャンネルのイーサネットに対する双方向のヒットレス切替えのサポート、トランクとして10GbEおよび1GbEのデュアルネットワークのサポートがあります。
このユニットでのLLDPを用いたトランクの診断およびキープアライブメカニズムはMD8000シリーズ、MDXスイッチおよびそのほかのMDP3020ユニットと相互運用可能になりました。
また、最大8個のMDP3020またはMDP3040ユニットの任意の組み合わせに電源を供給できる新しいラックマウント型1RU MDPシリーズマルチユニット冗長電源も利用できます。
メディアリンクのIP技術は、従来の専用スイッチャーやエンコーディングデバイスの代わりに、IPネットワークを介したビデオ、オーディオ、データ配信をサポートします。
MDP3040とMDP3020はともに、メディアリンクのEMSであるProMD EMSでサポートされており、デバイスのコンフィギュレーション、サービスアクティベーション、システム全体の管理、各デバイスのリアルタイムモニタリングおよびトラブルシューティングを行うことができます。
3.IP映像伝送のケーススタディ
この夏、ロシアで開催された国際的なスポーツイベントで、映像伝送装置として当社のフラッグシップモデルのMD8000とMDP3020を活用したソリューションが使用されました。こちらの事例とともにメディアリンクスが提供しているスムーズなSDIからIPへの移行ソリューションをご紹介します。