この一年、全米では、メディアリンクス機材を使用している非圧縮ビデオコンテンツ伝送が、他のビデオコンテンツの伝送量を上回ったことをご存知ですか?メディアリンクスは最も注目される重要なコンテンツを高品質、高信頼性ネットワークで効率的に伝送できるという評価を得ています。
メディアリンクスのソリューションは、米国をはじめヨーロッパ、オーストラリア、日本といった地域の大規模メディア伝送ネットワークを構築する機材として採用されています。たとえば、オーストラリアTelstra様は、次世代デジタルビデオネットワーク(DVN2)において、放送用の中核となるメディアネットワーク技術を採用しています。
Telstra様はオーストラリアの最大手電気通信および情報サービス会社です。
2002年以降、IPベース技術に基づくメディアリンクス製品はサッカーワールドカップ、夏季・冬季オリンピック、米国の主要アメリカンフットボール、アジア大会など、世界規模で開催される注目度の高い多くのスポーツイベントに、バックボーン機材として利用されてきました。これらのイベントでは、会場からセンター局に送る映像素材伝送や、そこから世界中に配信される放送用信号伝送など、数多くの場面で使用されています。
- マルチサービスIPネットワーク上でのメディア信号の完全な移行
- 標準化技術に基づく製品ラインナップ。
- 各種アプリケーションに合わせる数種類のフォームファクタと多くのフォーマットに適合するインタフェースのサポート
- エミー賞®を受賞した高い技術力
- ネットワーク上における100%のサービス品質を提供
メディアリンクスのビジョン
メディアリンクスは、ビデオ(映像)で接続される全世界の視聴者がその価値体験を高めることを可能とするために革新的で優れた技術を開発する趣旨のもとに設立されました。当社はIPネットワークを経由するあらゆる種類のメディアコンテンツの伝送を容易にする革新的な技術を開発し続けています。
メディアリンクスの使命は、現在および将来にわたるニーズに合わせた独創的な技術で開発したより高度なソリューションを顧客に提供することです。メディアリンクスは、メディアコンテンツの伝送について、常に大きな変革をもたらしています。

IPネットワーキングのメリットを放送事業者に提供
メディアリンクスは、放送事業者が、より低コストとなる帯域幅上で劇的な柔軟性を持つIPネットワークのメリットを享受できる革新的な製品を提供し続けます。当社は、技術革新と進歩の最前線でパイオニアとして事業を展開しています。標準規格に準拠した多くの当社製品は電気通信ネットワークがあらゆる種類の放送アプリケーションのライブ信号や記録前信号を効率的かつ確実に伝送することができます。
マルチサービスIPネットワーク上で、放送用ビデオ・オーディオおよびデータ信号を、より効率の良い変換や伝送を実現します。
- スポーツ会場やその他拠点から世界中の制作や放送施設にライブコンテンツを伝送します。
- 完成したコンテンツおよびリアルタイムストリームを配信施設に伝送します。
- 大および小規模のファイルをIP基幹ネットワーク経由で転送します。
- 双方向のビデオ、オーディオおよびデータリンクを用いることでリモートでのライブ制作を可能とします。
- 同時開催の複数スポーツイベントを中央制御室から遠隔で制作可能です。
- ポイント・ポイントやポイント・マルチポイント接続を使用して会場間等でコンテンツをシームレスに交換できます。
- 統合された広域IP基幹ネットワークを介して、企業データ、メディア情報および電気通信リンクを相互に接続可能です。
- 集約された放送設備からIPネットワーク経由でコンテンツを配信します。
- 運用管理、リソース管理、ビジネスインテリジェンス等のサードパーティ製ソフトウェアプラットフォームとの統合
メディアリンクスは、IPを介したコンテンツおよびメディア配信に向けたハードウェアおよびソフトウェアソリューションによる堅牢なプラットフォームを以下の通り提供します。
- 通信と放送インフラを融合する技術
- 現在から将来まで放送や制作に利用されるメディアやデータフォーマットの包括的なサポート
- 実証された100%のサービス品質(QoS)
- 最高の信頼性を提供する無瞬断切り替え機能
- 将来性をも考慮したIPエンキャプスレーション技術
- 堅牢、スケーラブルそして柔軟なモジュールアーキテクチャによる確かなビデオ品質と信頼性をサポート
- SD/HD/3G-SDIから4Kまたその先へのアップグレードを可能とするシームレスな移行パス
- 利用可能なネットワーク帯域幅とラックスペースの有効活用
- 顧客プロジェクトや製品サイクルなどを見据えたサポートおよびプロフェッショナルサービスチーム
エミー賞®受賞
「エミー賞®を受賞できたことは大変な名誉であり、メディア産業界のリーダーである米国テレビ芸術科学アカデミーおよび同業他社の方々に認めていただくことができて感激しています。」
株式会社メディアリンクス CMO ジョン・デイル
2014年、国際テレビ芸術科学アカデミー(NATAS)は、エンジニアリング部門における創造性、革新性および先見性で優秀であると評価され、技術・工学エミー賞®を受賞したメディアリンクスを称賛しました。 メディアリンクスは、JPEG2000(J2K)相互運用の標準化と製品化の貢献によりエミー賞®を受賞しました。
J2K映像圧縮は、放送局やネットワークサービスプロバイダに、映像品質が非常に高く、遅延の少ない高品質素材伝送を提供します。
ビデオ・サービスフォーラム(VSF)やメディアリンクスなど事業者の活動を通して、JPEG2000の技術的な推奨事項は広く採用され、IPネットワークを経由したJPEG2000フォーマットでの相互運用が可能となっています。この技術勧告を採用することで、相互運用性を維持しながら、異なる符号化および復号化装置を利用するキャリア間でも信号の受け渡しを行うことができます。
この推奨技術はリアルタイムストリーミング、またカプセル化されたオーディオやアンシラリデータをIPネットワーク上で伝送することも可能にします。相互運用可能なJ2K標準のその他利点として、実質的なロスレス圧縮、低レイテンシ、低エンド・エンド間遅延さらにすべてのタイプのコンテンツに対する非常に強固な伝送を可能とするエラー処理が含まれます。