4K UHDを含む最新メディアサービスの運用管理をターンキーシステムとしてパッケージ化

Media over IP伝送技術のパイオニアであるメディアリンクス(神奈川県川崎市、代表取締役社長 菅原 司)は、大都市圏におけるマルチメディアネットワークサービスの統合ソリューションとして、MetroXPRESS IP over Fibersシステムソリューションを発表します。このソリューションはNAB2022(小間番号:W3922)で展示予定です。

MetroXPRESSは、ファイバー接続が可能な放送局、通信事業者、コンテンツプロバイダー向けのソリューションです。これは、大都市圏や郊外地域のファイバーネットワーク、及びポイントツーポイントネットワークの映像伝送で利用されているシステムの代替として使用可能です。コンテンツソースから複数の宛先に対して、リアルタイムなメディア(ビデオ、オーディオ、およびデータ)伝送を低遅延にて配信します。広域のIPネットワークへの伝送において、MetroXPRESSの鍵となる機能的なネットワーク管理ソフトは、ソリューション内のコア/アグリゲーションスイッチやエッジ機器を適切に定義した上でコントロールし、本統合ソリューションを実用的なシステムとして成立させます。

MetroXPRESSが優れている点は、運用管理に関する労力とコストの効率化です。常にネットワーク全体の運用状態の可視性を最適化することができ、新たなIPベースのメディアサービス拡張の際にも、簡単かつコスト効率よく対応することが可能です。生涯的な利用を考える場合には、トータルコストの削減にもつながるソリューションとなっています。

これは既存のSDIベースのインフラを基準に設計していますが、変化するIP環境へも適応できるソリューションとなっています。既に4K UHD伝送や最大100Gbpsの容量のデータサービスもサポートしており、将来的にも進化するメディア解像度、新たなエンコーディング技術、カプセル化フォーマット対応へ適切に移行できる機能を備えています。

使い勝手の良いネットワーク管理ソフトを活用し、リモートでのセットアップやリアルタイムのサービス監視ができることにより、オフィスや外出先からでもアクセスし、サービスサポート可能です。

ターンキーシステムとしてのMetroXPRESSソリューションを補完するのは、ネットワーク設計、事前構築、設定、トレーニング、継続的なフィールドサポートを含む包括的なプロフェッショナルサービスです。ワンストップなシステムサポートと共に、メディアリンクスのMetroXPRESSソリューションを提供します。

基本的なパッケージとしては、MD8000プラットフォーム、MDP3000シリーズIPメディアゲートウェイ、MDXアグリゲーション/コアスイッチ、およびProMD EMSネットワーク管理ソフトウェアで構成されています。これらの製品は国際的なスポーツイベントでも使用されていて、システム構築の柔軟性がありながら、堅牢で信頼性が高く、ミッションクリティカルな環境での安定性は世界的な評価を得ています。

MediaLinksIncの社長であるAlNuñezは次のようにコメントしています。

「サービスプロバイダーが競争力のあるMedia over IP伝送サービスを顧客に提供するには、急速に変化するテクノロジーとメディア配信のニーズに、適応および拡張できる俊敏なIP over Fiberネットワークインフラストラクチャが必要です。従来の大都市圏のコンテンツ配信モデルでは、通常、長期間的に利用されますが、そのサービス内容は、4K UHD伝送、無瞬断保証付きのメディア転送、リモートプロダクションアプリケーション向けの低遅延JPEG-XS圧縮伝送等、多岐にわたります。しかしながら、それらは管理されていないことが多く、ネットワーク全体の保証とパフォーマンスを実際に把握することはできません。 MetroXPRESSは、このような課題を解決します」

詳細はNAB2022(小間番号:W3922)にてご紹介します。

皆様のご来場お待ちしております。